

アウトソーシング、そして個人情報保護という観念が浸透した現在よりはるか以前、販売促進活動を主目的とした個人への「ばらまき型」広報が盛んであった90年代に、データ販売・入力・出力・作業代行の一環処理を根幹業務としたアウトソーシング企業として、私たちデータセレクトは産声を上げました。
あれから15年余−。
プライバシーマーク対応パッケージ商品の「セキュア入力」、多面的分析が可能な現在では全国の大学「授業評価」や「従業員満足度分析調査」などにも使われている「調査・集計業務」、大量発送物の封入封緘や梱包を柔軟に行う「大規模発送代行」、テレマーケティングやネットリサーチなどの各種調査ツール、キャンペーン事務局設置運営など・・・時代のニーズに合わせた商品開発により「データ・物流・マーケティングの総合アウトソーシング企業」としての色合いを濃くしてまいりました。
創業当時と比較すると商品体系は多様化し、事業規模も比べ物にならないほど大きなものになりましたが、創業から変わらない「信念」が、今も私たちの根底にはあります。
システムではなく、人が、つくる・・・
これが我々の商品自体でもあり、同時に企業コンセプトと考えます。


「答えはひとつ。その他に解答はございません」・・・
そういった近視眼的な、脅迫的な、もっと過激な表現が許されるなら“死後硬直的”機械システムなど、いらない−、と当社は考えます。
そもそも、90年代にブームとなった画一的なアウトソーシング体系では、現在のように多様化・細分化された企業様の業務フレームには当てはまらない場合がほとんどです。
一方で、優秀な人材確保と高度なシステム開発に成功したいわゆる“勝ち組”アウトソーサーでは、その肥大化した母体と複雑なシステム資産を動かすにマッチした仕事−つまり大手からの業務依頼しか受け付けられなくなっているのが実情で、一般的な企業ではコスト高などから依頼を断念せざるをえません。
−コスト軽減を担う事業者であるにも関わらず、です。
さらには、以前とは比べ物にならないほどスピード感が増したビジネスの現状。 多角化、本業への専心化を目指す企業にとっては、厳しい現実が広がっています。
そんな中、16年間変わらずに当社が貫いてきた信念−
システムではなく、人が、つくる・・・
この思想が、現在の当社の企業風土を形作っており、またお客様の信頼を賜る最重要のファクターであると認識しております。
恒常的なコストメリットの追求はもちろんですが、今、まずお客様企業に求められているものは、従来は無理と思われていた、あるいは他社では断られた案件を改めて、多角的に分析すること、ひいてはお客様の業務を十分に理解すること=“企業理解”である、と当社は考えます。
その上で互いのコスト管理と保障の上で互いが納得できる、大きすぎず小さすぎずぴったりと収まる、ネスティング=入れ子構造を模索提案し、お客様の実情に迫ったフレームスケールに業務内容とマッチングさせること。
実際業務では、コンピュータやシステムでは対応しきれない変則的かつイレギュラーが発生する業務内容の問題点を整理し、手順を構築し、それに即座に対応できる数百人規模の作業者=人のネットワークを有すること。
これらはすべて「マンパワー」がなせる技です。 人は、どんな高性能あるいは大型の機械でも成し得ないクリティカルパスであると同時に、ニュアンスという言葉を理解処理できる唯一無二の「柔らかく強靭な装置」であることを示しています。
これはいつの時代にあっても変わらぬ真理だとは思いますが、昨今ではこれを置き去りにして物を先に考える風潮が随所に見られます。
しかし、システム偏重の社会は必ず、限界も見えやすいものです。 仕組みを壊し、限界を超えるのは機械などのオートメーションではありません。 当社が到達し、日々実感している答え、それが・・・「人」なのです。

旅人は知らない土地を旅する時、道を選び、前に進むための「勇気」が必要です。
なぜなら旅にアクシデントはつき物ですし、長い旅ではなおさら戦略的に考えなければ危険な道のりもある、というのを旅人は(もちろん私たちもですが)体感的に知っているからです。 言い換えれば単純なルーチンワークでは、往々にして発生するイレギュラーに対応しきれない事をわかっているからだと言えます。
前に進まなければ未来はない。しかしこの道を選べば良い、という確証はない。 むしろ選ぶ道が、決して平坦なものでないことが最初からわかっている場合すらある。 どれを選ぶかは、地平線に目線を据えて進む旅人自身の判断に、すべて託されている・・・。
そんなとき、旅人のそばに一緒に笑い泣き怒り、時には冗談のひとつも飛ばしながら前へ前へと一緒に進んでいけるパートナーがいたら、どんなにか心強いでしょうか。
旅において、地図やコンパスは役に立つ「ツール」です。
しかし、ツールには血は通っていません。
落ち込んで座り込んでいるとき、士気を高め、旅の再開を誘ってくれません。
今置かれている状況を判断し、一緒に考え「これも良いがこちらがベストだ」などの助言も一切くれません。
そして、ともに闘ってくれません。
企業の礎たるものは「人」であり、その求めるものも血の通った同じ「人」である。 人間は不完全な道具であると同時に、最高のパフォーマーでもあり、その力が幾重にも束ねられたとき、驚異的なマンパワーが生み出されます。
私たちデータセレクトもそのつど改めてその高度なソリューションを実感する経験を重ね、現在では数百人規模のヒューマンネットワークを形作るに至りました。 人の力の柔軟さと強靭さ、そしてお客様が真に求めるものの集大成がここにあります。
私たちは、道行く旅人の「仲間」でありたい。
システムに囚われることなかれ。
求めるのもまた人なり。
お客様からの「ありがとう」に、15年前と変わらぬ重みを感じつつ、社員一同そう肝に銘じ日々業務に励む毎日です。
システムではなく、人が、つくる・・・
この言葉を体現すべく、お客様のニーズと実情、スケールに沿った事業展開を続けることですべてのお客様にご支持頂ける企業を目指し、またお客様企業のブランドが更に輝きを増すための一助となる。これが当社の目指す「道」なのかもしれません。












